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第68回研究例会

第68回研究例会「都市語りの可能性 『東京八重山郷友連合会』『東京竹富郷友会』の伝承活動について」が、3月28日に國學院大學で開催されます。

下記のように、日本口承文芸学会・第68回研究例会を開催いたします。ご多忙な時期ですが、万障お繰り合わせのうえ、ぜひご参加くださいますようお願いいたします。

都市語りの可能性
「東京八重山郷友連合会」「東京竹富郷友会」の伝承活動について

 

口承文芸研究にとって都市は魅力に満ちている。
「都市語り」の可能性にあふれている。都市には日本各地から、民俗社会の文化を持つ人びとが集まっている。
時代の変化の中で、しなやかに生きながら、尚且つ故郷の言葉を忘れずに、その伝承文化を自覚的に胸深く抱いている人びとの姿に目を向けてみたい。ある語り手は冷凍保存の「方言」を語りで解凍すると、表現している。地方人にとって「方言」とは何か。久野教授にお話しを頂く。(沖縄には「方言札」があった)
第68回研究例会では、その顕著な伝承文化の継承を実践共有されている「東京八重山郷友連合会」(宇根底政祐会長)「東京竹富郷友会」(瀬戸克会長)の御協力を頂き「都市語りの可能性」について、楽しく実感的に学んでみることを提案したい。

日時 2015年3月28日(土)午後1時~5時30分

会場 國學院大學(渋谷キャンパス) 3号館3階 3307教室
(國學院大學正門から入り、國學院神社前の校舎)

講演
久野マリ子(國學院大學教授)「沖縄の言葉について(仮題)」

東京八重山郷友連合会、東京竹富郷友会、沖縄県人会の方々
富本さん、前新さん、宇根底さん、仲本さん、前石野さん、に座談形式で「遊び」「昔話」「祭り」「学校」「方言札」「戦争」「終戦後」「上京」「郷友会」思い出を含めた経験談を聴く
聴き手 飯倉義之(日本口承文芸学会会員)・根岸英之(日本口承文芸学会会員)

口承伝承と身体的伝承の継承について
大川さん、比嘉さん、前新さんたちが「語り」「唄」「舞踊」「三線」を行いながらの講演
解説  狩俣恵一(日本口承文芸学会会員)
聴き手 しまなぎさ・荻原ゆう子(聴き耳の会)

総括 東京における八重山伝承の今日的意義 狩俣恵一(日本口承文芸学会会員)

共催 日本口承文芸学会、東京八重山郷友連合会、東京竹富郷友会、聴き耳の会

                                            

2015/3/1 掲載 : 例会委員会